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Claude Code Mods: TypeScript数行でAIエージェントの動作を変える新プラグインシステム
プラグインは機能を追加する。Modsはエージェントそのものの動作を変える。
2026年10月1日、AnthropicがClaude Code バージョン2.1.287とともにModsを正式リリースした。既存のフック(Hooks)がシェルスクリプトでイベントに反応するものだったのに対し、ModsはTypeScript関数でエージェントの内部処理をラップする。ツール呼び出しの入出力を一つのハンドラから制御したり、権限ダイアログを自動処理したり、機密情報がモデルに届く前に削除したりできる。
Modsができること5つ
1. プロンプトの書き換え
モデルに届く前にリクエストを修正する。「常にTypeScriptを使う」という指示を全プロンプトに自動追加したり、曖昧な表現をより明確な指示に変換したりできる。
2. ツール呼び出しのブロック・再試行・書き換え
Claude Codeがrm -rfなどの危険なコマンドを実行しようとしたとき、Modがそれを検知してブロックし、安全な代替コマンドに書き換えるか、別のアプローチで再試行させることができる。
3. 権限リクエストの自動承認・拒否
毎回手動で確認していた権限ダイアログをModで自動化できる。「このディレクトリ内のファイル読み取りは常に自動承認」のような条件付きルールを設定できる。
4. ツール出力からの機密情報削除
ツールの実行結果がモデルに返される前に、APIキー・パスワード・個人情報を自動でマスク(redact)する。機密情報がコンテキストウィンドウに蓄積されるリスクを防ぐ。
5. UIのカスタマイズ
インターフェイス要素を編集・置き換えたり、新しい表示パネルを追加したりできる。
既存の/diff機能がModになった
注目すべき構造的変化として、既存の内蔵機能がMod化された。未コミットの変更を会話の横に表示する/diffコマンドが、Modとして提供されるようになった。つまりユーザーはこの機能をオフにしたり、自分独自のバージョンに置き換えたりできる。Anthropicは今後も一部の内蔵機能をMod化していく予定だとしている。
インストール方法
Modsはプラグイン(Plugin)の中に格納され、/pluginコマンドでインストールする。CLIとデスクトップアプリの両方が対応している。
最も手軽な始め方は、Claude Code自身にModを作らせることだ。望む動作を自然言語で説明すれば、Claude CodeがTypeScriptのModファイルを生成してくれる。
重要なセキュリティ上の注意
Anthropicは公式発表で明記している: ModsはサンドボックスされていないI。 ModはClaude Code自体と同じレベルでユーザーのマシンにアクセスできる。信頼できないソースからのModのインストールは危険だ。特にチーム内でModを共有する場合は、コードを必ず直接確認してからインストールすること。
教育・エドテック観点からの活用
Modsは、学習者向けに安全で一貫したClaude Code環境を構築するための実践的ツールになる。
危険なコマンドの制限: 学生全員に展開するModでファイル削除やシステムフォルダへのアクセスをブロックし、安全な学習サンドボックスを作れる。
コーディング規約の統一: コースのスタイルガイドを自動適用するプロンプト書き換えModを用意することで、全学生が同じ規約を守るAIアシスタントを持てる。
機密情報の保護: APIキーや個人情報をツール出力から削除するModを組織レベルで適用できる。
まとめ
ModsはClaude Codeを「使うもの」から「自分のチームとワークフローに合わせて形にするもの」へと変える。TypeScriptを知っている開発者は今すぐ始められる。まだTypeScriptに慣れていない人は、Claude Codeに「こういう動作をするModを作って」と頼むのが最速の第一歩だ。
Source:
- Customize Claude Code with mods in TypeScript — Anthropic Official Blog
- Anthropic Launches Claude Code Mods, TypeScript Agent Hooks — AI Weekly
- Claude Code Mods: What They Can Do and What They Can Reach — CellCog
- Claude Code 2.1.287 adds mods, not sandboxed — Mixed News